AIが神になる日――シンギュラリティーが人類を救う

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  • SBクリエイティブ (2017年7月12日発売)
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感想 : 21
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フォトリーディング&高速リーディング。

武田鉄矢のラジオ番組で書評してたので興味を持った。無神論&進化論が当たり前だと思っている人によるAI考察。本人はコンピュータの専門家でも何でもないことに、読んでいながら気づかせられた。内容は「シンギュラリティー」とよばれるAIがAIを作り出し続けて到達すると言われる、急加速度で一気にAIの能力が爆発するそのポイントを過ぎた後の人類についての、哲学的な空想。AIについて期待することがほとんど書いていなかった。

さらっと「進化論を信じている人々がほとんどの世の世界で」というような分で始まる長文で、まったく別の事を述べる「洗脳」や「扇動」のテクニックが使われている。

実際著者はそのように確信しているのだろう。日本で生まれ育った方のようなので、仕方がないことかもしれない。

モトイ・トクメ著「進化論が科学だと信じ切っているあなたへ」を読んでもらいたい。

キリスト者としても読んでて腹が立つ表現多し。読む価値なし。

ただ数か所、付箋を貼った。なるほどとも思える内容だったのでメモ:

52:なんでも神頼み、神様任せの人間なら、AIだのみAI任せになることも可能。

54:徹底的に合理的な思考のできるAIならば共産主義の理想が追求できるかもしれない。(黙示録の世界統一政府&AIと思われる神崇拝はこんな形で実現しそう。)

人間の技術は人間の行動そのものを管理できていない。しかしAIなら可能。

173:ここに下らない進化論的記述。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2018読了
感想投稿日 : 2018年7月2日
読了日 : 2018年7月2日
本棚登録日 : 2018年7月1日

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