それなりに秩序だって、Under Control な暮らしが突然なくなったとき、失ったものすべてを「そのまま」取り戻そうとして、心身を消耗させるのではなく、いかに、「サバイバルモード」を働かせることができるのか、その重要性を本書は教えてくれる。
そして、サバイバルモードとは、目の前にある困難・危機を、自分で解決しようとする自立と、お互いに助け合おうとする人と人とのつながり、理屈よりも人の気持ちに寄り添う人間らしさ、なのだと気づかされる。
自分自身、これまでいかに「サバイバルモード」の感覚がなかったのか、未熟だったのかということを痛切に感じた。
東日本大震災の犠牲者への哀悼と被災者の方へのお見舞いの気持ちを新たにするとともに、自衛隊のみなさんの活動に感謝。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
読書
- 感想投稿日 : 2011年9月2日
- 読了日 : 2011年9月2日
- 本棚登録日 : 2011年9月1日
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