関ヶ原合戦は「作り話」だったのか 一次史料が語る天下分け目の真実 (PHP新書)

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  • PHP研究所 (2019年9月14日発売)
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感想 : 10
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時代の節目が楽しい
アフター本能寺
アフター秀吉死去
今まで決めつけていたゴールは、別の物語ではスタートになるんだな
さて、本書の毛利輝元が1598年五大老になったとき、石田三成達四奉行と勢力を作ったにしても、一番巨大だった家康にはかなわない、また前田利家・宇喜多秀家・浅野長政グループも勢力があったらしい。
家康がマウントを取るキッカケは家康暗殺計画
前田グループ脱落
家康は勢力強化を目指し、上杉上洛催促からの成り行きで討伐を仕掛ける
その動きを迂闊と見たのか、次は自分たちの番だと見たのか、輝元(主役は石田)は、討伐に出かけた家康討伐の軍を起こしたのが、関ヶ原の戦いにつながる
今の政治と同じ、同調したり対立したり、相手の失策につっけ込んだりすることで、豊臣政権内でのポジションUP目的のイザコザである(戦国時代の後だから戦争含む)
なのに
どうした輝元
お前が集めたのに、土壇場で家康と(コッソリ)和睦なんて、応仁の乱よりも訳が分からない!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2020年5月2日
読了日 : 2020年5月2日
本棚登録日 : 2020年5月2日

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