塔の上のラプンツェル [DVD]

出演 : ディズニー 
  • ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
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本棚登録 : 1967
感想 : 319
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感想をまとめ上げるほどに落ち着いた状態ではないので、箇条書き。
・もうすぐ4歳の娘と鑑賞。娘はラプンツェル、父をフリン・ライダーに見立ててごっこ遊び。
・フリン・ライダーというひどい名前はなんとなく聞き知っていた。「アナと雪の女王/エルサのサプライズ」目当てで借りた『ディズニー・ショートフィルム・コレクション』に収録されていた「ラプンツェルのウェディング」を先にちらっと見た。ん、ユージーンとか言ってるが、なんじゃこの地味なプリンセスとチャラ男は、と鼻白んでいたが、その感想は浅はかだったと覆された。
・このふたり、素晴らしい相性。フリンが闖入したときにフライパンでガツンガツン叩くラプンツェルの夫婦漫才的な。
・酒場のならず者集団が意外に文化的な人々だというのは面白い。教養ってのはそういうことだ。
・またフリンを追うふたり、王国の兵士たち、といった三つ巴四つ巴の関係性はおそらく3歳児にはわかりづらかろう。
・ラプンツェルの独自能力も、設定が面白いし、見た目としても面白い。

・大人の視点から見ると、ゴーテル。いかにも魔女だが、マジカルな魔法を使うわけではない、若さへの執着ゆえにラプンツェルを幽閉し洗脳する。まあひとことで言えば毒親だが、ラプンツェルをここまで文化的に(コミュ力高めに)育て上げたのなら、もう本当の親と言えるのではないか。ただ動機や初っ端だけが悪であって、親的振る舞いを続けて来た点においては紛れもない親なのではないか、多少子をないがしろにするところはあるがその程度の自己愛はせんかたなし、と見做すこともできる。
・男女が惹かれ合ったり、策謀が巡らされたり、引き離されたり連れ戻されたり助けに行ったりてんやわんや。
・さてゴーテルの最期……ふらふらーっとなったところ、カメレオンのパスカルがラプンツェルの髪を引っ張って転ぶように仕掛ける、ゴーテルは落下、ラプンツェルはだめー!と叫び、ゴーテル墜死、するかと思いきや数百年の若返りの代償で消滅。……おそらくパスカルはラプンツェルの別人格だか無意識なんだかであって、たった数秒の間に感情が揺れ動いたり分裂したりしたんだろう。やはり興味深いのはゴーテルだな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: アニメ
感想投稿日 : 2020年5月12日
読了日 : 2020年5月12日
本棚登録日 : 2020年5月12日

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