日経文庫。1998年。2007年。環境の歴史と経済との関連を紹介している。京都議定書やスターンレビュー、不都合な真実など有名な環境関連の報告を紹介しつつ、人口の増加や食料の不足、エネルギーの不足などのデータを交え、いかに今後の地球環境が人類にとって厳しいものになるのかを予想し、その対策のためにどうすれば良いのかを説いている。
ビジネス中心の社会で、現在は環境よりも利益が優先されている。今よりも豊かになりたい、便利になりたいという人間の欲が前面に現れている状態。ロハス活動も一時のブームの感が強く、継続することが望まれる。生産・消費ともに適度に行うことが重要で、なによりも一人ひとりが欲をコントロールすることが大切だろう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2010年5月23日
- 読了日 : 2018年6月7日
- 本棚登録日 : 2010年5月4日
みんなの感想をみる