正確には「楽屋」を読んだのみだが、記録としてその作品の掲載されているこの本のことをここに記す。
昨日の白州正子の自伝もそうだが、声にして読むことで見えてくる世界にとても強く惹かれてしまう。
聴くことが発することに影響を与え、さらに視覚の追いかける文字の集まりを眺めていると、自分という意識がどこか別の次元に飛んで行くような錯覚さえ覚えるからだ。自分が、自分という他人としてしか自覚できなくなる瞬間。カメラの焦点をあわせるように、あるいはラジオのチューニングを行なうように、実態としての自分が対象としての自分へと切り替わる感覚が奇妙でもありとても面白い。
浴衣が着たいな。
全然関係ないことを突然思いついた。
なんだろう。ものすごく「生きている」ことを実感している今。
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- 感想投稿日 : 2009年7月20日
- 本棚登録日 : 2009年7月20日
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