かぜの科学:もっとも身近な病の生態 (ハヤカワ文庫 NF 421)

  • 早川書房 (2014年12月19日発売)
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著者はサイエンスライター。

風邪の原因となるウイルスは200種以上ある。ライノウイルスが原因の40%を占めるほか、アデノウィルス、コロナウイルス、パラインフルエンザウイルス、インフルエンザウイルスがある。

9月にライノウイルス感染が始まり、10,11月にパラインフルエンザウイルス、冬季に呼吸器系シンチウムウイルス、ヒトメタニューモウイルス、インフルエンザウイルス、コロナウイルスが流行し、3,4月にライノウイルスが戻ってくる。夏季はエンテロウイルスが独占する。

ライノウイルスは鼻咽腔、パラインフルエンザウイルスは声帯と気管、インフルエンザウイルスは肺に感染する。

ウイルスの感染経路は確実には解明されていないらしい。インフルエンザウイルスは飛沫感染が多く、ライノウイルスは多くの場合は直接感染らしい。

公共の場でウイルスに最も汚染されているのは、児童公園の遊具、バスの手すりやひじ掛け、ショッピングカートのハンドル、椅子のひじ掛け、自動販売機のボタン、エスカレーターの手すり。

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感想投稿日 : 2021年5月2日
本棚登録日 : 2021年5月2日

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