「未来ノート」で道は開ける!

著者 :
  • マガジンハウス (2008年7月24日発売)
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感想 : 4
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著者はノートに記録することを通して、
夢や目標を実現している。著者のノートを見ると、
時間ごとのTODOや簡単なメモ、英語での翻訳、、、、
かなり細かい。これを十数年も続けられるのか?と思うぐらいの出来栄えです。
未来ノートを続けたから成功したのか、成功したから、未来ノートを続けているのか、定かではありませんが、著者もこの著者の序盤で書いている通り、
何かを継続することは大事と言っています。

多くの人は、いろんなノウハウを知りたがる。
成功するためのノウハウは、山のようにある。
「ノートに夢や目標を書く」という方法も非常にありきたりの成功方法である。
しかし、この方法でさえも、続ける人は、ほとんどいない。
なぜか?それは、成果を期待するからだと思う。
続けてみて、できなかったら止める、また、違う方法を試してみて、
成果が出なかったらやめる、こういうスパイラルに陥っている人は多いと思う。

著者の本を読むと、このスパイラルをどう切り抜けたかわかる。
それは、「考えた量が半端ないこと」である。
自分が考えたことを、それは、悩みも含めて、
著者は、ノートへと書き続けてきたと思う。
事業を創業して、軌道にのせるのも凄いことだが、
維持し、発展させるのは、もっと大変である。

その苦労を、全てのノートに記載してきた。
だから200冊に及ぶノートの量になると思う。
ノートは著者にとって、一番信頼できる秘書のようなものだと思う。

ノート術のノウハウをいくら知っても、事はうまくいかない。
やはり、どれだけ、考えて、実行したかが大事なんだろう。
著者は、それを、独自の方程式で記している。

人生の正しき目標達成=正しき考え×時間の二乗×質
「正しき考え」のもとに高い質を維持して行動し続けると、
「人生の正しき目標に到達」できると言っている。時間の二乗とは、
この場合、「継続」という意味です。量と質を追求して、目標を達成する。
著者の独自の考えだが、なるほどなと思う。

著者のノートの『行動計画大項目』がまた凄い
①目標売上
②目標利益
③先月の反省
④今月のスケジュールに対する具体的なアクション、付加価値
⑤来月以降のスケジュールで調整すべきこと
⑥社員とのコミュニケーション
⑦取引先訪問予定
⑧海外法人とのコンタクト、状況確認
⑨コスト削減
⑩福利厚生のあり方
⑪在宅勤務、時短勤務の対応
⑫教育、トレーニングについて
⑬現状の問題点
⑭会社のリスクの洗い出しと対応
⑮採用計画
⑯組織、評価に関すること

これは、19年間未来ノートを書き続けて、最も重要な項目なのだろう。
非常に参考になる。著者曰く、未来ノートは自分のやってきた軌跡が、
ノートという形で残る。自分の努力もそこから見える、また成長も見える。
これは、フィードバックする上で、非常に重要なことだと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年8月26日
読了日 : 2018年8月26日
本棚登録日 : 2018年4月15日

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