本書は哲学者による経済学批評の本である。具体的には、経済学が想定する所与の条件に抜け落ちている点や、しばしば買わされる経済的右派・左派同志の論争における双方の議論の盲点について批評している。筆者の主張は経済学の単なる「揚げ足取り」的な議論なのではなく、同時に重要な視点を提供しているという点で、特に経済学が好きな人は読むべき本だと思った。
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- 感想投稿日 : 2016年3月20日
- 読了日 : 2016年3月20日
- 本棚登録日 : 2013年9月15日
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