「維新三部作」に続く薩長史観に対する問題提起。
長州閥の体たらくなど、本書を読むといわゆる司馬史観は何だったのだろうかと思わさせる。
江戸時代をあまり理想視するのもどうかとは思うが、戦乱のない時代が250年続いたことは確かであるし、著者が紹介する歴史人口学などにより、当時の市井の生活がより明らかにされるのは良い。
地球が人類にとって手狭になり、長い目で見れば、江戸時代のような循環社会とならざるを得ないのだろう。
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- 感想投稿日 : 2017年10月23日
- 読了日 : 2017年10月21日
- 本棚登録日 : 2016年12月14日
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