1908年春。エディは10歳になったところだった。数学は得意で利発な男の子だが、読み書きが苦手。どうしても字を読んだり書いたりすることができない。
読み書きが出来ないことを、両親にも黙っていたが、簡単なお使いが出来ず、バレてしまう。
そして、お父さんは、農夫なら読み書きが出来なくても暮らしていけるのかと悩み、無茶と思える仕事を手伝わせようとする。お母さんは学校に来て、みんなの前でエディは学習に問題があると先生に伝えたため、同級生から「勉強が出来ない子」と見られてしまう。
電話機の発明で有名なアレクサンダー・グラハム・ベルが、エディの住むバデック(カナダのノバスコシア州)に戻ってきた。
郷土の偉人でもあるベルさん。
エディはそんなベルさんと偶然出会い、ベルさんはエディが利発な子どもだと気がつく。
湖に入って、地球が丸い事が湖でもわかるか確かめていたりするエディの姿を見て、一緒になってエディが何をしているか確かめるベルさん。
自宅のパーティにエディを招待してくれて、エディはそこでヘレン・ケラーと出会う。
ヘレン・ケラーは目も見えない、耳も聞こえない。だけど話せるし、口の動きを指で確かめて、話していることもわかる。
ヘレンのその努力を知って、また、コツも聞いて、エディも文字を読むことを頑張ることにする。
開拓したい土地にある大きな石を、数学の知識で動かしたエディ。難しい数学のから読み解き、お父さんもお母さんもエディを認めた。
ベルさんからもらった本を辞書を使って何度も読み、覚え、宝物にして持ち歩く。
ベルさんが若い仲間たちと挑戦している飛行機作り。その飛行実験の日、お父さんが大きな木の下敷きになって怪我をしてしまい、助けられるのはエディ一人。
エディは数学の知識を生かしてお父さんをたすけようとする。
- 感想投稿日 : 2018年6月25日
- 読了日 : 2018年6月25日
- 本棚登録日 : 2018年6月25日
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