一人暮らしのハタネズミのおばあちゃん。身体が弱って、ベッドに寝ているおばあちゃんを、モグラとトガリネズミとハツカネズミが訪ねて行きます。あたたかいベットカバーをプレゼントしたり、食べ物を暖めたり、そして、物知りのおばあちゃんからいろんなお話を聞きます。
訳者の掛川恭子さんが、後書きに書かれているのが、いい。
・・・
ひとりで生きていくのはさびしいよ。みんなでいっしょに、やっていこうよ。
自分がよろこぶのもいいけど、だれかをよろこばせるのって、もっとうれしいよ。
どうしてかなって、相手の気持ちを考えてごらん。ほら、わかったでしょ。
そういういろいろなことのなかに、死ぬというのはどういうことなのだろうか、という声がきこえてきます。
・・・
・・・
おばあちゃんが死んでいるのを見つけて、みんなで埋葬してあげます。
誰だって死ぬ。
だけど、それは怖いことではなく、その人の生は生きているものに受け継がれ、あたたかく見送られるものなのです。
老人と若い者が、互いに助け合えれば 日本はもっと よくなるんだろうな〜
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
幼年文学
- 感想投稿日 : 2012年11月26日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年11月26日
みんなの感想をみる