フラナリー・オコナー全短篇〈上〉 (ちくま文庫)

  • 筑摩書房 (2009年3月10日発売)
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感想 : 22
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フラナリー・オコナーは1925年生まれのアメリカ南部の作家(短編の名手として知られる)。紅斑性狼瘡という難病に冒され39歳の若さで亡くなるまで、精力的に描き続けたという。本作『フラナリーオコナー全短篇』は彼女の死後にまとめられ、1972年に全米図書賞を受賞している。

友達に勧められてこの作家を知った。
オコナーの小説は、日常生活のささいな悲喜劇を通して、人間のグロテスクさ、不完全さを真正面から見つめることで普遍性を獲得している、と思った。
とても好みの文体だし、「強制追放者」は僕が読んできた短篇小説の中でも(少ないけど)パーフェクトだった。上下二冊で彼女のすべての短編がまとめられていることは嬉しくもあり、早逝していることは悲しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外小説
感想投稿日 : 2023年2月22日
読了日 : 2023年2月22日
本棚登録日 : 2022年1月21日

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