恐怖マンガが好き、と言っても
楳図かずお先生が大好き…ハハハ
楳図先生が恐怖マンガ界の王様なら
私の考えるプリンスはこの方、伊藤潤二先生!
高校生の頃、夢中で読んだものだ。
恐ろしいモデルの女の人の話が忘れられない…
あと、一番怖かったのは、戦争が終わってないと思わせ、
部屋にかくまっているふりをして、
ある男に復讐している…、でも…と言う話、
怖くて布団から手足を出して眠れなくなったっけ…。ヒャー
そして潤二先生も楳図先生と同じく、
怖い時はものすごく怖いけど、
ギャグになる時はひっくり返る程おかしい事。
本当に怖い漫画を描ける人は必ず面白いギャグ漫画も描けると言う
法則がある、と誰かが言っていたっけ。
さて、この本はそんな(?)潤二先生が
婚約者さんとの同居を機に、
猫と暮らすことになった、その顛末を描いた漫画、なのです。
犬派だった潤二先生がだんだん愛着を感じ、猫好きになっていく…
と言うとほのぼのした感じですが、
婚約者さんはやたら白目ばっかりで描かれているし、
潤二先生自身も、横目で睨んだり驚いた時の顔が
恐怖マンガそのまんまで、なんだか怖いよ~。
漫画を徹夜で描いていて、へろへろの時、猫が…
と言うところ、面白い!
あと廊下に霜…?と言うところ。
いつでも被害者の潤二先生、
でもいつしか二匹の猫が大好きに…。
潤二先生の担当の人が漫画に出てくる猫が
今までと変わったので、
「猫を飼いだしたな」とすぐわかって、
そこから猫漫画を描くことになったそう。
編集者という職業の人は、凄いですねえ。
- 感想投稿日 : 2013年2月1日
- 読了日 : 2013年2月1日
- 本棚登録日 : 2013年2月1日
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