同じ時期に出た「プラットフォーム革命」と同じく、ビジネスモデルとしてのマルチサイド・プラットフォームについて解説。
双方とも似たような事例や理論が出てくるので重複が多いが、それぞれ独自の視点や整理がある。
・整理の上手さ、見通しの良さは「プラットフォーム革命」に軍配。
・シングルサイドのビジネスとの対比は本書が優れている。
・関節ネットワーク効果については、本書の説明ほうが腹落ちしやすい(気がする)。
・マルチサイド・プラットフォームにおける価格決定の複雑さは、本書独自の議論。
・マルチサイド・プラットフォームの価値の源泉を、フリクション(摩擦)の削減のみで説明し(「プラットフォーム革命」では、フリクションの削減+イノベーションの促進で説明)
どちらか一方だけ、と言われれば「プラットフォーム革命」の方が面白かったけど、両方読んで補完するのがいいと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
経済/経営/ビジネス
- 感想投稿日 : 2018年7月18日
- 読了日 : 2018年7月18日
- 本棚登録日 : 2018年7月18日
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