ガバナンスの機構:経済組織の学際的研究 (国際産業関係研究所叢書 第 2巻)

  • ミネルヴァ書房 (2017年7月15日発売)
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感想 : 2
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ウィリアムソン先生の主著3つのうちのひとつ。出版されて20年経ってようやく翻訳が出た。(あとの2つはMarkets and Hierarchies(市場と企業組織)とThe Economic Institutions of Capitalismで、後者は30年以上いまだに翻訳されてない。日本語で読める日は来るのだろうか)

組織をガバナンスの機構(メカニズム)として捉えて、組織、市場、そしてその中間形態を論じる。ウィリアムソンの取引費用の経済学の集大成的なところがあるので、とにかく大部で難しい。当然、取引費用の経済学が議論の中心になるのだけど、それ以外の様々な理論的背景が入り乱れて、なかなか理解に骨が折れる。こういうのは一気に理解するのでなく、寝かしながら何度も読むのがいいんだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経済/経営/ビジネス
感想投稿日 : 2017年11月14日
読了日 : 2017年11月14日
本棚登録日 : 2017年11月14日

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