日本の近代 14 メディアと権力

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  • 中央公論新社 (1999年10月1日発売)
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明治から戦前までの新聞の歴史。新聞がいかに権力から無縁ではありえなかったか。以外なことに6大新聞全てがもともとは政府、そして2大政党と関係が。そして戦争の度に部数を増やしていった歴史。大政翼賛の時代に統合し、ほぼ現在の新聞各社が誕生。このシリーズでは、軍、教育、都市、官僚、企業家などのテーマ別歴史を読んできましたが、権力との関係などそもそも新聞はどうあるべきか論から入らざるをえないあたり一番難しかった気がします。その中では誰が森有礼を殺したか、明治の始め頃世の中を騒がしたという相馬事件の話しなどが面白かったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本史
感想投稿日 : 2013年8月25日
読了日 : 2000年4月21日
本棚登録日 : 2013年8月25日

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