論理学の百科事典のような本です。議論のときに用いる方式が豊富に紹介されているからです。同罪の仲間、政治家の答え、願望的思考など、思い当たるところは沢山あります。特に小泉首相の発言はこのような考え方を網羅したもので、教材にすればよいのではないかと思うほどです。燻製ニシン(人の注意を逸らすこと)、ニセの深遠さ、偽りの2分法、論点回避、循環的議論、多義的議論、射撃的標的など、実にクリアに思い浮かべることが出来ます。政治家の騙しを見抜くためにも必要な学びかも知れません。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
思想・哲学
- 感想投稿日 : 2013年8月21日
- 読了日 : 2006年8月21日
- 本棚登録日 : 2013年8月21日
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