江戸中期の文化が華やかかりし時代の出版業者・蔦屋重三郎(蔦重)と周りの絵師・戯作者・作家達。歌麿と蔦重の仲たがいの場面、そして終盤に登場する写楽の発掘、登場、そして退場。謎の絵師・写楽は武士・能楽者の斎藤十郎兵衛という人という説による。山東京伝、葛飾北斎、十返舎一九、太田南畝、曲亭馬琴ら知る名が多く登場する。蔦重という人は今でいうプロデューサー、プランナーになるのだろうか。綺羅星の人たちを育て、世に送り出すという果たした役割の大きさを痛感する。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史小説
- 感想投稿日 : 2017年3月25日
- 読了日 : 2017年3月23日
- 本棚登録日 : 2017年3月21日
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