アクション リーディング 1日30分でも自分を変える“行動読書”

著者 :
  • SBクリエイティブ (2016年5月25日発売)
3.34
  • (7)
  • (18)
  • (25)
  • (4)
  • (4)
本棚登録 : 208
感想 : 24
3

Kindle
P 58
新しい仕事・分野に取り組む場合、また、営業やコンサル的な仕事をされている方は顧客が決まったところで、すぐ 10〜 15 冊 ほど、その相手の業種や仕事に関連する本を読んでおくのはお勧めです。
P 298
本を読めば、知識を詰め込むだけではなく、それを幅広い方向から見て、吟味して、理解することができます。これができると、全体観を持ってバランスよく物事を見ることができます。
P 311
会社の仕事についても同様です。  私が見ているなかでも、視野が広い人であれば、社長方針あるいは部門長方針を聞いて、自分の仕事を全社最適の観点から考え、行動を起こすことができます。 二歩も三歩も先を見て、最も効果的な手を打つ ことができるの
P 322
素晴らしい洞察を持った著者の本を読むと、深い知恵にふれて賢くなった、いいことを知ったという以上に、「自分は本当にまだまだだな」 と痛感できます。自分の身のほどを思い知らされます。それが成長の糧になります。
P 432
人間の脳は知的好奇心を刺激されるとやる気になる構造をしているそうです。 したがって、直感的に「面白そう」と思ったものを手にとり、読んでみるというのも、やる気を出したり、前向きになる一つの方法です。
⚠️ 451
本は生きていく上で必要だから、仕事をしていく上で必要だから、成長し続ける上で必要だから読む、 というふうに考え方・位置づけを変えるのです。
P 481
読書の優先順位を上げると、「好循環」が始まります。  好循環というのは、 ① 意識して読書などで仕込みをしておく ② 結果として、仕事上で、できなかったことができるようになる ③ その結果、前には与えられなかったチャンスが生まれる ④ 自信ができて人に積極的に相談することが増え、視野が確実に広がっている ⑤ その結果、前より仕事ができるようになり、読書もさらに役立つ
P 641
30 代になるまでに300冊、それ以降は1年に 50 冊程度読めればいいと思います。
⚠️ 647
それ以上読める、もしくは、読んでいるという方は、 ① 本を読む時間を少し減らして、もっと優先順位が高い仕事ができないか? ② もっと他の情報収集(ネット、展示会、勉強会、人に会う)ができないか? ③ もっと他の、感性を豊かにする活動ができないか? ④ もっとプライベートを充実できないか?  などを考える余地が十分あると思います。
⚠️ 657
必要なだけ読んで、後は「現場」で、実際の自分の行動や判断力を磨いています。本を読んだ知識をもとに、人に会い、より深い知見を得ようとしています。  本を読むこと自体を目的とせず、成長のきっかけにしたほうが、より自分を磨くことができるのです。今度は、 いかに本から自分の行動を変えるか、が大事です。
P 952
活用するための読書術⑦ わからない部分があっても、 戻って読み返さない
P 1,018
好奇心と問題意識に基づいて本を読んでいるかどうかにかかっています。
P 1,023
問題意識を維持させるには、 読む前に「この本で何を得たいのか」「なぜこの本を自分は手にとったのか」を明確にしておく必要
⚠️ 1,034
一番いいのは、 意識の高い人にときどき会い、機会があれば何か一緒にやらせてもらうこと です。同じプロジェクトに参加することができればベストですが、そうでなくても、数か月に一度会って、色々話を聞くことができると大変刺激になります。人のエネルギーレベルには大きな差があり、すごい人は本当にすごいです。私はマッキンゼー時代によくこの方法を使っていました。明らかにすごい同僚、先輩を食事に誘い、刺激を受けるというやり方
P 1,041
このどちらも、実践していると、いつの間にか、自分もエネルギーレベルが高くなり、だんだんと人に頼られるほうになっていく、という点が重要です。つまり、人に頼っているうちに刺激を受けて成長し、それなりにエネルギーレベルが上がり、自分でどんどんリードする側になり、ついには頼られる側になっていく、という成長ステップがあるということです。
⚠️ 1,060
人に会ったり、初めての場所に出かけたりすると、興味・関心が急激に強まり、かつ広がっていきますね。 それをさらに本で広げてあげると、より深い知識が身につきます。 すると、仕事の幅が広がったり、自分の行動範囲が広がり、好循環が生まれます。
P 1,092
まだ土曜日も半日ある」と思うと、気が大きくなって本当は優先順位の低いことに時間をかけてしまい、後悔し
P 1,119
2.ブログを書く  目の前の仕事に埋没していては本当に大きな仕事ができません。何か外部に発信していく必要があります。
P 1,148
読書を行動につなげる② 読んだらできるだけ人に話す。 会話のトレーニングにもなる
⚠️ 1,205
読んだら「チャレンジシート」に 書いて宣言し、実行する
P 1,275
読んだら、ブログに書く
P 1,290
たとえば、タイトルについては、その本で一番印象に残ったことを入れておきます。その後、それにつながる話題を小見出しとして4〜5項目ほど置き、説明を入れてアウトラインが終わる、といった具合です。
P 1,297
この方は、素早く書くために大事なこととして、次の四つを挙げています。 ・自分の心が大きく動いたテーマを選定する ・おおまかな流れを事前に作っておく ・豊富な具体例を使う ・タイマーをセットして自分を追い込む  これで、3000字の文章が、誰でも 30 分で書けるようになる、というわけです。
P 1,310
素晴らしいと思った本は、再読時に全ページ読みます。 記憶がもちろん残っていますので、かなり速めに読めます。黄色のラインマーカーで線をたくさん引いてあるので、そこはよりはっきり目に入ってきます。   そこまでではない本は、線を引いたところだけを読んでいきます。 折った耳をたどっていけば 10 分かからずに読めます。
P 1,591
自分が読むべき本を見つけるには、自分が 5年後にどうなっていたいかの目標を立て、そこから遡って考える 必要があります。
P 1,614
このように、5年後にどうなっていたいかの目標を立てることで、どういう本を読むべきかはかなりはっきり見えてきます。そういった本を数冊読むと、自分のなかで、今後どうしていくべきかという仮説がよりはっきり見えます。それにより、さらに読み進めたり、あるいは方向を少し修正したりすることができます。仮説の立て方に慣れていない方が多いかも知れないので、順を追って説明しておきます。
P 1,618
1.「こうかな」と思うことをまず仮置きで決める  仮説に慣れていない方はここを躊躇されるようです。ただ、どちらに向かうべきかいったん決めても、その後、方向修正をすぐしますので、極論を言えば、何でもいいので決めれば大丈夫です。  決めないでいるほうが前に進めないので、思い切って「こっちかな」と言い切ります。最初はすぐ決めてしまいます。慣れていなくても数分以内に考えてみてください。「え? 数分で?」と思われたかも知れませんが、お昼に何を食べようか、くらいの感覚で十分です。  たとえば、「社内の英語力を高めたい」と思ったときに、まず、英会話スクールの費用を補助する制度を社内に作ったらどうかと考えたとします。
メモここ自分では弱いところだな。意識的にファーストステップのハードル下げ

P 1,625
2.仮置きで決めた内容がそれでいいか、もう一度検討する  その上で、今決めたことが本当にそれでいいのか、もう一度考えてみます。自分が何をやりたいのか、そのためにはどうすればいいのか、ですね。
P 1,628
全部がだめになることはほとんどなくて、考えていたことの一部を少し修正することがほとんどです。
P 1,632
3.さっと情報収集して仮説を確認する
P 1,635
ネットで検索して関連しそうな記事を 20 個ほど読みます。時間的には 20〜 30 分です。読んだ記事はまた参照することがあるので、URLを保存しておきます。私はテーマごとにフォルダを作り、こうやって調べた記事に関してURLのショートカットを置き、ファイル名の最初に日付を、その後に記事タイトルを入れるようにしています。
P 1,644
4.できれば詳しそうな方の話を聞く  ネットでの情報収集に加え、この方面で詳しそうな方が数名思い浮かんだら、すぐ連絡し、会ってお話を聞きます。
P 1,652
5.仮説を修正し、いったん確定する  そのアイデアに基づき、元の案にとらわれずにこうしようと大胆に仮説を修正します。情報収集もした上での仮説修正なので、かなり正しいと思われるので、これでいったん確定します。
P 1,657
ここで導いた仮説に基づいて、本を何冊か読み、行動に移していくとまた新たな発見があります。このレベルになると、行動して手応えを感じるほうが大切になります。どんどん実践に移してください。
⚠️ 1,660
情報感度を高める7つの習慣
⚠️ 1,668
1.忙しくても普段からの情報収集を欠かさない  目標を定めて頑張っていたはずなのに、忙しいとつい忘れてしまい、そのままピークが過ぎても元に戻れなくなることが起きがちです。その意味で、どんなに忙しくても淡々と体系的な情報収集を続けることは大切です。 2.何にでも自分の意見を持つようにする  日本では、自分の意見を持つことがそれほど重要視されていません。ところが、海外では、自分の意見を持っていない人は、きわめてまずいと判断されます。ほぼアウトです。
⚠️ 1,676
3.その意見をあまり遠慮せずに人に言うようにする  意見を持ったら、あまり遠慮せずに人に言うほうがいいです。
P 1,683
4.結果が今一歩でも気にしない
P 1,695
5.やる気を注入、補強する手段を持っておく
P 1,711
7.自分にはこれができるという自信をなるべく持つ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 学習法
感想投稿日 : 2023年12月4日
読了日 : 2021年4月30日
本棚登録日 : 2021年3月26日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする