【2020年・第18回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人 (『このミス』大賞シリーズ)

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  • 宝島社 (2020年1月10日発売)
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紙鑑定事務所を〈神探偵〉と勘違いした女性の依頼は、プラモデルの鑑定だった。

第18回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。

タイトルから、紙鑑定士として、紙から情報を得て推理するのかと思ったら、違っていた。

どちらも依頼自体がまず、専門外の模型。
その調査も、伝説のモデラ―に頼ったり、植物学者に頼ったり。

主人公の、紙鑑定士としての活躍が少なく、ものたりなかった。

その分、伝説のモデラ―や、彼を紹介してくれる新人君などは個性的。
模型の知識を使った推理は、おもしろかった。

情報を絞り込んでいく過程や、物語の展開など、ややうまくいきすぎな感。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2021年2月7日
読了日 : 2021年2月7日
本棚登録日 : 2021年2月7日

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