フェア・プレイ (モノクローム・ロマンス文庫)

  • 新書館 (2016年12月14日発売)
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本棚登録 : 117
感想 : 14
5

良かった。前作よりはイチャイチャ度高め。
エリオットの父親関連の話がメインだけど、
タッカーのエリオットを愛しているからこそ、エリオットの家族も信じて受け入れるところ、
タッカーの惚れた弱み感がすごいところ、エリオットの相変わらず的外れな苛立ち、
喧嘩して険悪になっても別れることを一切想定しないエリオット、
喧嘩しても必ず遠いだろうに島に帰ってくるタッカーなど、
二人の不器用だけどお互いを深く愛してもう家族になっているところが最高でした。
ただ、事件自体は前作のほうがハラハラさせられて面白かったかな。
ローランドの昔の運動がどの程度史実に基づくものかは不明だけど、
アメリカにも日本の学生運動のようなものが実際にあったのかな?とアメリカの現代史にも興味が沸いた一冊だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2019年1月8日
読了日 : 2018年12月31日
本棚登録日 : 2018年12月31日

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