進撃の巨人(10) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社 (2013年4月9日発売)
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感想 : 253
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調査兵団によって隔離されていた104期生たち。巨人の襲撃によって、ウォール・ローゼ近くのウトガルド城で夜を明かすことに。だが、夜に活動できないはずの巨人が城を取り囲んで──。

「でもやることはいつもと同じさ 生きてるうちに最善を尽くせ!」
絶望的なまでの巨人の群れに囲まれ、装備を持たない104期生は絶体絶命に!塔の中へ侵入してくる巨人を阻もうとするも、武器もなく巨人を敵にするのは無謀すぎる。ただ、そんなギリギリな状況だからこそ、仲間たちとの連携や絆が夜闇に輝く。コニーをかばって腕を骨折したライナーに、クリスタがスカートをちぎって包帯代わりにして応急処置をするシーンは、ぼくも「結婚しよ」って思っちゃうわ(笑)

だが、獣の巨人が襲来し、さらなる巨人の群れが城を襲う!そこでクリスタとユミルの友情が大いなる力を発揮することに!お互いに秘密を抱えて生きてきた二人が解放された瞬間だった。ユミルに投げられた言葉を、今度はクリスタが投げ返して鼓舞するところが熱かった!

その一方で、ライナーとベルトルトの関係性もここで抉るように深掘りされる。彼らとユミルの過去とは?!さらに彼らが帰りたがっている故郷とは?!今までばら撒かれていた伏線たちがここで収束していく!ライナーの葛藤は人間味があっていいなと。この真意は物語が進むにつれてどんどん深く、奈落の底まで続いていく。104期生たちの絆から、まさかのラストへなだれ込む!絶望の先にはまた絶望の壁が立ちはだかる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2023年3月28日
読了日 : 2023年3月28日
本棚登録日 : 2023年3月28日

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