DEATH NOTE デスノート(1) (ジャンプ・コミックス)

  • 集英社 (2004年4月2日発売)
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死神・リュークが人間界へ落としたノート。それは名前を書かれた人間が死ぬデスノートだった!ノートを拾った夜神月はそれを使って世界を良い方向へと変えようとする。一方、犯罪者の不自然な死に気づいた正体不明の探偵・Lも動き出す。二人の宿命の対決が始まる!

今より18年も前の作品だということに驚く。再読してもこの設定とキャラ、頭脳戦には圧倒させられる。好きな相手を殺せるデスノート。そんな凶悪アイテムをテーマに扱いつつ、ここまでドキドキ、ワクワクさせる物語が描けるバランス感覚よ。犯罪者を抹殺しながら、あんなにキラキラした瞳で「新世界の神となる」とか言ってたら、「人間って…面白!!」ってなるよなあ。シブタクのあたりで殺す選択肢が生活の中に溶け込み始めてるシーンが一番恐ろしく感じる。

Lの釣り針に引っかかっちゃうところが最高に小悪党感が出てて笑ってしまう。ここから始まる宿命の戦い。顔も名前もまだわからない相手を見つけ出して倒す!正義に対する哲学や、頭脳戦の細やかさの前に、こういうシンプルな対決構図なのが読みやすいポイントなのかなと思った。FBIすら敵に回しながらも、ノートのルールを逆手に取って場を転がしていく月が上手い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2022年4月7日
読了日 : 2022年4月7日
本棚登録日 : 2022年4月7日

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