よもたんファンです。それは彼が世間にある素晴らしいモノの所在を教えてくれるからなのです。
戦争中に失われてしまった美しい詩は他にどれほどあるのだろうかと思うと悲しい。
この本に載っていた朝鮮語の本や詩を集めて保存していただけで特高警察に捕まって獄死したユン・トンジュの「序詩」を引用します。「序詩」の全文が知りたくて買ったような物だからです。
「死の日まで天を仰ぎ
一点の羞じらいなきを
葉にそよぐ風にさえ
私は心おののいた
星を謳う心で
もろもろの死にゆく者を愛おしまねば
そして私にあてがわれた道を
歩みゆかねば
今夜も星が風に吹きさらされている」
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2011年4月16日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2011年4月16日
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