文学YouTuberベルさんの激推し作品とのことで、気になり購入、読了。
うーーーん…そうかぁーーー…
率直に言うと、まぁそこまで言うほど面白いかなぁ…?という感じでしたかねm(_ _)m
きっと自分がシンプルにおじさん過ぎたのかと…(笑)
「自分らしさに悩む、青春真っ盛りの女子高生」にはさすがにちょっと感情移入できなかったか…(´∀`)
一見軽やかに生きているような見える人でも、実は悩みを抱えて生きていたりする…そんなところは、本作を読んでいて改めて感じたところかもしれません。
何となく、武田綾乃さんの作風は掴めたかなぁと。
自分なんかが読むよりも、自分の子供に読ませたい本だなとか…そんなことを思ったりもしました( ̄∇ ̄)
<印象に残った言葉>
・言っとくけど、お姉ちゃんの料理に関してはハードルの高さが足首辺りにきちゃってるから(P96、真綾)
・私はただ、この世界に存在する全人類は須らく眼鏡を掛けるべし教に入信してるだけ(P130、泉)
・一人称の旅、清水はやらなかった?(P158、泉)
・ただ、なんとなく消えたくて、なんとなく死にたいだけ。スマホの電源を切るみたいに、明日が無くなってしまえばいいのに。(P184、細谷)
・正論じゃ、君を救えない。(P214)
<内容(「BOOK」データベースより)>
“青春”の表も裏もすべて抱えて、少女は大人になっていく。
放送部の知咲は、本番の舞台にトラウマがある。だが、エースの有紗の様子が変で――(白線と一歩)。
怒られることが怖い優等生の細谷と、滅多に学校に来ない噂の不良少女・清水。正反対の二人の逃避行の結末は(漠然と五体)。
少女と大人の狭間で揺れ動く5人の高校生。瑞々しくも切実な感情を切り取った連作短編集。
解説・井手上漠
- 感想投稿日 : 2023年6月14日
- 読了日 : 2023年6月14日
- 本棚登録日 : 2023年6月14日
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