完全にジャケ買いしてしまった本作(笑)
著名な文豪(じゃないパターンもかなりあるけど)っぽく「カップ焼きそばの作り方を書く」という意欲作…?
ううーん、まあまあかなー…
まああれかな、この初速のみを楽しむ感じかな(笑)
200ページまで頑張って引き伸ばしてる感が凄まじく…ストーリーの一貫性を無視して尺稼ぎに走るリメイク版ドラゴンボールを見ているようでした。
村上春樹とか、町田康とか、上手く書くなーと笑えるところももちろんあるんですが…
間違ってソースをお湯よりも先行投入して、全体的に味薄くなっちゃったパターン…?
<印象に残った言葉>
・完璧な湯切りは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。(P17、村上春樹)
・しまったしまった島崎藤村。(P43、町田康)
・私はその官能的とも言える美質に感動を覚えながら、麺に接吻をした。そして唇を開き、一気に啜る。ズルズルと喉を通っていく快感で私は慄えた。確固たる生命力のいうものを感じ取ったのである。(P77、三島由紀夫)
<内容(「BOOK」データベースより)>
もしも村上春樹がカップ焼きそばの容器にある「作り方」を書いたら――
ツイッターで発信され、ネット上で大拡散されたあのネタが、太宰治、三島由紀夫、夏目漱石といった文豪から、
星野源、小沢健二らミュージシャンまで、100パターンの文体にパワーアップして書籍化されました。
読めば爆笑必至の文体模倣100連発。
さらにイラストは、手塚治虫をはじめとした有名漫画家の模倣を得意とするマンガ家・田中圭一氏の描き下ろしです!
- 感想投稿日 : 2021年9月20日
- 読了日 : 2021年9月20日
- 本棚登録日 : 2021年9月20日
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