NOBELU -演- 1 (少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館 (2013年7月18日発売)
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感想 : 7
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ある子役の少年が言いました。

「将来は、プロ野球選手か、プロゴルファーか、プロの俳優になりたいです」

プロ野球選手になるには、最低限、強豪と言われる高校に進学して、甲子園に行く必要がある。

プロゴルファーになるには、そもそも少年時代から大金をかけてレッスンをしていないといけない。出遅れは響くよ。

プロの俳優は……これがまた、案外資格もいらないし、特に何か必要な技術もないし、なんといくつから始めてもなれてしまう(可能性がある)という、不思議な職業。

それでいて、俳優としての旬をすぎても、テレビで見かけないだけで舞台には立たせてもらえるし、いっぱしの文化人も気取れて、情報番組のコメンテーターとかなれるし、なんといっても、けっこうお金がもらえる。

元々の素養がないと野球もゴルフも厳しいけど、俳優なら何とかなるよ。

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という話では全くないけど、子役をテーマにした、あの、かつての大ヒットドラマを数多く生み出した脚本家野島伸司原作の漫画。

何となく気になって手に取ってみたけど、子役という世界を描きながら、ちゃんと少年マンガしてた。ただし、マガジンらしく、若干病気的ではある。あんまり明るさがない。笑顔見たいのに。笑顔。

鬱物語、好きだよね、最近、世の中。

とはいえ、このマンガに関しては、うーん、予想よりもちゃんと面白いんだなあ。まいった。

続きが気になります。

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あ、あと、俳優やるのに資格はいらないから、ホント、いくつからでもやりたいと思ったら、やっちゃいましょう。小難しいメソッドとかは、置いておいていいんです。それがなければ芝居ができないなんてことはありませんから。

必要なのは、気持ちです、気持ち。

演じてみれば、きっと楽しいから。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 演劇マンガ
感想投稿日 : 2013年7月26日
読了日 : 2013年7月26日
本棚登録日 : 2013年7月26日

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