『三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』の予告編がかっこいいから、観たいなー、と思いまして。
その前に予習がてら、同じ監督と同じヒロインの映画を、ということで、『バイオハザード』。
ちなみに僕は、ゲームは、1,2,3,CODE:Veronicaまでは一通りプレイしたことあります。Veronicaは、ドリキャス版ですが、傑作でした。
ということでそのゲームの映画化なんですけど、換骨奪胎と言えばいいのか、設定だけ借りた別物だと解釈して観るべきなのか。
ヒロイン登場はのっけからシャワールームで裸、というあたり、何を狙っているのかわからないのですが、最後まで何を狙っているのかわかりませんでした。(ラストシーンのあの格好は、ありゃ一体全体、何だ?)
監督とミラ・ジョヴォヴィッチは、ともに原作であるゲームの大ファンだそうで、だからこその映画化だという触れ込みです。
「『バイオハザード』を撮りたいんだけど、ヒロインやらない?」
「やるやる! 私も原作ゲームの大ファンなの!」
「そうかい、そいつはCOOLだ!」
「アクションシーンだけど、動きを綺麗に見せるために、ゲームのような軍服めいた服装じゃなくて、赤いドレスにしましょ!」
「なるほど、そいつはCOOLだ!」
「ついでに、記憶喪失ってことにして、ミステリアスなヒロインにしましょ!」
「いいねえ、そいつはCOOLだ!」
「あと、私がヒロインに決定したから今さら言うけど、ゲームのファンは、弟の方なの。だからオファー引き受けたの。あ、でも今では私も、一日5時間もプレイするほどにのめり込んでいるのよ!」
「…………、そいつはCOOLだ!」
「だからって、もう降ろしたりしないでね。絶対降板しないわよ。せっかくつかんだヒロインの座だからね。そのためだったら、私脱ぐわ。冒頭のシャワールームのシーン、誰もいないんだから、本来ならば隠す必要なんかさらさらないのに、一生懸命無理矢理、胸も隠しながらね!」
「まぢかよ、そいつはCOOLだ!」
「あら、撮影時期って冬じゃないの、この格好じゃ、寒いわ!」
「いえーい、そいつはCOOLだ!」
「いや違うのむしろCOLDなの。寒いの。ないこの赤いドレスは?」
「寒いよね、そいつはCOOLだ!」
「話聞いてる?」
そんなアホな会話が為されたとは思いませんが、原作ファン、という割には、なんだか微妙な感じがつきまとっていたのは事実。むー。
アクションも、『三銃士』の予告編を見たあととなっては、物足りない感がたっぷり。
映画開始40分ほど、ゾンビも出てきませんし。はよ出てこいよ、とむしろ突っ込んでしまうレベル。
とはいえ、また近いうちに、映画の続きは観たいと思っております。
ゲームも再プレイしたくなっちゃったよ。
- 感想投稿日 : 2011年11月2日
- 読了日 : 2011年11月2日
- 本棚登録日 : 2011年11月2日
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