とんでいったりんご (学研おはなし絵本)

  • 学研プラス (2007年4月1日発売)
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本棚登録 : 135
感想 : 16
4

ねずみが捨てたりんごがいろいろな動物の元へ次々と飛んでいく。
最後にりんごがとんでいったのは…。
色鉛筆で丁寧に描かれたような絵で、沢山の動物が登場する。
色合いも明るく、少しふんわりとした優しい雰囲気。

【ママ評価】★★★
レオ・レオニになんとなく雰囲気が似ている。
絵の表現方法も違うけど、ネズミが『フレデリック』に似てるし、他の動物たちもなんとなく顔やフォムルや色合いが似ているように見える。
色鉛筆で丁寧に塗っているような絵で、優しい感じ。
いろいろな動物が出てくるのが楽しいし、1個のりんごを巡ってそれぞれ違う反応や行動なのも楽しい。
ただ全体的に文がちょっと長く感じて、もっとシンプルな文なら読みやすかった。
絵や物に対して文がスッキリしていないというか。
あと最初の文が、描かれている色の上にあって読みにくかった。
ストーリーはオチもあって良かったけど、個人的にネズミがりんごをポイっと捨てちゃうのが嫌だった。
それがストーリーの肝なのだけど、食べ物を捨てるってどうしても気持ち良くない。

【息子評価】★★★★
りんごが大好きな息子。
そもそもりんごがテーマというだけでテンションが上がっていた。
表紙を見るなり「りんごだー!」と喜ぶ息子。
それほどりんごが大きく描かれている訳でもないのに、よく食いついたなあと息子のりんごアンテナに母は感心。
読みはじめると、動物にはあまり興味を示さず、りんごの行方をひたすら追っていた。
本当、りんご好きだね。
翌日以降も何度か読みたがって、気に入っている様子だった。
絵本の優しい雰囲気やりんごが飛んでいく面白さが良いのかもしれないけど、ただただりんごが好きなだけな気もする。
2歳5ヶ月

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年4月2日
読了日 : 2024年4月2日
本棚登録日 : 2024年3月27日

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