おつきさんがかぼちゃの子に「もうねなさーい」と声をかける。
けれど、かぼちゃのこはなんだかんだ「ねられん ねられん」。
ちょっとした親子のやり取りのような、子どもの言い訳のような、何気なくくだらない日常が美しく切り取られているよう。
【ママ評価】★★★★
パキッとハッキリした色合いが、ディックブルーナ色に似ている。
やぎゅうげんいちろうさんの絵も今回は他の作品よりシンプルで、太い線にベタ塗りな感じがすごくディックブルーナ感を強めている。
やぎゅうげんいちろうさんの絵はいつもインパクトが強いイメージで、ページいっぱいに描かれて、どーん!としている印象がある。
今回は抑えめで、夜の雰囲気やおつきさんに合わせたのかな?という印象。
「ねられん ねられん」と言うかぼちゃの子は、駄々をこねる子どもみたいでちょっと微笑ましい。
「これはいいの!」みたいな、子どものマイルールみたいなのが感じられて、ちょっとリアルでフフッと笑みがこぼれる。
リズミカルな文も楽しく、ちょっと微笑ましく気楽に読める良い絵本。
【息子評価】★★★
すごく反応する訳ではないけど、しっかり最後まで見て聞いていた。
終始「ふーん」という感じで、絵は気になるけどよくわかっていない様子。
一度「はーい」と返事をしてくれたけど、それきり。
もう少し成長したら内容にも共感できるのかな。
今の年齢だと親の方が楽しめる絵本なのかも。
1歳10ヶ月
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2023年10月24日
- 読了日 : 2023年8月6日
- 本棚登録日 : 2023年8月6日
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