星新一の思想 ――予見・冷笑・賢慮のひと (筑摩選書)

著者 :
  • 筑摩書房 (2021年10月14日発売)
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感想 : 21
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封建主義者で支那の思想を研究する著者が、星新一大先生の書評をする。
 万物をシニカルに見、演劇を理解できなかった星新一大先生はいかなる本を書いたか、をやる。
 先生はヒトコマ漫画が倉に十杯くらゐあるのに、どっかで日本のマンガ関係を「沸騰する水」と称してゐたのに、ご本人はあんまり読んでないってあの読んだ作品て大友克洋大先生のアレである可能性があるんすかマジっすかえぇっ
 大先生のしたたかなアレと作風に支那のアレを見る。
 オーラルって、星新一大先生の影響受けまくった新井素子先生が口承といふ演習をしてゐたと言ふのも引き、オーラルなものとしての星新一関係を唱へる。へー。

読書状況:積読 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年11月2日
本棚登録日 : 2021年11月2日

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