ゴシックファンタジーに分類されるであろう、少し不気味で、少し切ないお話
古来より、人間は闇を恐れ、敬ってきた。文明が進んで照らされる場所が増えたとしても、闇は減るのみで決して消えたりしない
多分、見通せない『闇』に対して怖いって気持ちを失ってしまったら、人として大事な一線を踏み越えてしまうんじゃないだろうか? 闇に飲まれる、自分から闇に呑ませる、の違いはあるにしても、結果的に哀しいことになるんだろう
でも、闇を恐ろしいと知った上で、それを無暗やたらに遠ざけず、近くて遠い隣人として接していれば、その人は闇の中に光明を見出せるのかもしれない
そう、しみじみと思わせてくれた漫画
『木っ葉カラカラ』、ちょっとセンチメンタルだ、と自分でも思っちゃいるが、私は生まれ変わりを信じてるタイプです。だって、夢があるじゃないですか
個人的には、この口は悪いけど、何だかんだで親身に世話を焼いてくれる案内人さんが主軸のシリーズを読んでみたいところ
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミック(集英社)
- 感想投稿日 : 2012年12月19日
- 読了日 : 2012年11月26日
- 本棚登録日 : 2012年11月22日
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