ガールズノート 2 (ヤングジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社 (2015年10月19日発売)
4.17
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本棚登録 : 38
感想 : 1
5

積み読消化で、ようやく読んで、感想を書けた
漫画読みとして、積み読は控えようと思っちゃいるんだが、雑誌でリアルタイムで読んでいた作品は、ついつい後回しにしてしまう。反省して、改めないといけないな
ただ、積んでいる間に、一回目に読んだ際の印象が薄まったのか、却って、新鮮な気持ちでコミックスを読めて、異なった感想を抱ける利点(?)もあるから、ついついやっちゃうんだよなぁ
では、気を取り直して、この『ガールズノート』(2)の感想を
まず、最初に言っておくと、これで完結。でも、強引にストーリーを締めくくった無理矢理感はほぼ皆無で、連載当初から全2巻に収めるつもりで、全体的な起承転結を組んで、人間関係をテンポよく進行させていたのかな
青年向けエロと、女性向けエロのイイとこを組み合わせた、そんな感じがする内容なので、男性でも女性でも、結構、すんなり読めて、キャラクターらの心情を受け入れられるんじゃないだろうか
セクシーな表現が多い、と言うか、ガッツリと言った方が適しているくらいなのだがエロ過ぎではない。R15じゃないが、R18でもない、そんなレベル
あくまで、セックスでなく、恋愛が主軸なのが実にいい
極端な言い方をすれば、人間は好きになった相手とヤりたくなる動物だ
恋愛とセックスは切り離せない、と私は思う
心で好きになったからこそ、自分の体も相手を受け入れたい、そう思ってしまうのは最早、本能だ
愛があってこそのセックス、なんて純情ぶった事は言わないが、少なくとも、「好き」って感情が快楽を高めるのは確かなんじゃないだろうか?
三姉妹の恋が、割りかし、全員、トントン拍子に進んでいるトコがこれまた好感を抱ける。もう少し、連載が長く続き、巻数も出たのなら、もうちょっと波乱があったのかも知れないが、全2巻なら、これくらいのハラハラが丁度イイ
どの話も、エロさよりピュアさで顔が赤くなり、胸がドキドキさせられっぱなしだが、次女のスミレがお気に入りの私としては、27「心」を推したい。思い合っているが故に、相手に踏みこめなかった男と女が両想いになる瞬間を見た時の胸のときめき、それは何歳になっても色褪せん
この台詞を引用に選んだのは、「なるほど」と思ったので。やっぱ、男は、女性目線で描かれた、この手の作品を読んで、女の子のキモチを汲み取れるように努力しなきゃ、だな。けど、私、何年もしてねぇかも、女の子をビリビリさせるようなキスなんか・・・・・・枯れてきちゃってるのかなぁ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミック(集英社)
感想投稿日 : 2016年4月27日
読了日 : 2016年4月27日
本棚登録日 : 2015年10月19日

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