シルクロードのあかい空
2018.06発行。字の大きさは…大。
中国の唐の時代の首都長安(現在の西安)から、ローマ帝国の首都であったコンスタンティノープルまでの広大な地域を、交易を交えながら隊商が行き来した道、それが絹の道(シルクロード)です。
この本は、西安から西へ行った新疆(しんきょう)ウイグル自治区の様子を、赤を基調に描いた絵本です。
西安から西へは、絹を始め、毛皮や青銅、金、ヒスイ、陶器、そして香辛料など、貴重な品物を運ぶため、昔の人は、この路を歩き続けました。
同じくこの路を通って、紙すきや、印刷の技術、宗教、思想も伝えられました。
新疆東部のオアシスの町トルファンの美しさ、地下水路カレーズの仕組みも描かれています。
ぶどう畑や綿花畑を作るため、天山山脈の雪解け水をトルファンの町まで流すために、横穴を掘り進めたことも描かれています。
【読後】
古代の道シルクロードの記憶がよみがえります。天山山脈の南を通るコース、北を通るコースと記憶しています。シルクロードには、所々にオアシスが有り、その町々が繁栄します。その中でも、トルファンの繁栄が記憶に残っています。美しい町のようです。
2021.01.21読了
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
詩集、絵本、写真
- 感想投稿日 : 2021年1月21日
- 読了日 : 2021年1月21日
- 本棚登録日 : 2021年1月19日
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