居酒屋お夏 九 男の料理 (幻冬舎時代小説文庫)

著者 :
  • 幻冬舎 (2019年2月7日発売)
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感想 : 11
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男の料理 ー 居酒屋お夏シリーズの9作目

2019.02発行。 文字の大きさは、中。
男の料理、大福餅、熱いの、人斬り焼酎の短編4話。

男の料理は、清次のせつない恋。
大福餅は、女房に逃げられた不器用な長屋の大家・弁十郎(40絡み)と出戻りで酒毒の父親を抱えるお吉(30絡み)の恋。
熱いのは、相思相愛の女が男を想い「生きていても、あの世に行っても、これと心に決めた人を、ずっと好きでいられるってことは、何よりも幸せじゃないの?」と言うくだりがいい。
人斬り焼酎は、お夏の亡母の仇・小椋市兵衛が千住の市蔵であった。市兵衛をお夏たちが襲ったが……。

次回は、そろそろ終盤に近付いているように思うが……

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代小説
感想投稿日 : 2019年12月31日
読了日 : 2019年12月31日
本棚登録日 : 2019年12月26日

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