「クソに足を突っ込んだ」貧乏学者の三人が『ボロ館』をシェアして暮らし始める。そこにお隣さんから奇妙な依頼が。
「三千フランで庭のブナの木の根元を掘ってくれないか」
三聖人の名前を愛称にもつ主人公たちがいい。
黒ずくめの服装に銀の指輪、優雅で繊細な没落貴族。中世専門の歴史学者、マルク(マルコ)
モジャモジャの金髪、半裸にサンダル履きの心優しき大男。先史時代専門の歴史学者、マティアス(マタイ)
童顔にでっかいネクタイ、エキセントリックな変人。第一次大戦専門の歴史学者、リュシアン(ルカ)
そこにマルクの伯父さん、元刑事のヴァンドスレールが加わって、事件はどこへ向かうのか。
単なる『キャラもの』に終わらず、それぞれの特性が絡んでミステリとしての驚きを醸し出しているのが嬉しいです。
続編が楽しみなシリーズです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ(海外)
- 感想投稿日 : 2012年2月20日
- 読了日 : 2012年2月19日
- 本棚登録日 : 2012年2月19日
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コメント 2件
mkt99さんのコメント
2013/02/28
kwosaさんのコメント
2013/03/01