新しい農業の風はモクモクからやって来る

  • 商業界
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784785503994

感想・レビュー・書評

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  • 挑戦し続ける姿はビジネスの原点である!
    農業を取り入れて前に進む姿はすごい・・・

  • 津市久居ふるさと文学館----芸濃図書館。

  • モクモクファームは六次産業の旗主。一次産業(生産)×二次産業(加エ)×三次産業(販売)の全てを手がける集団。
    六次産業というあり方は、分業による弊害を乗り込えることを目指していて、考え方としては受け入れられても、実践となると成功しているケースはほとんどない(個人商店は別として、一定以上の規模や期間で、ということ)。このモクモクは数少ない成功事例。その取組みを聞き書きでまとめた本。
    モクモクは伊賀豚というブランドの立ち上げから始まり、ハム、レストラン、ファーム、食育、などおよそ四半世紀でスタッフ280人、年間売上47億円まで大きくなっている。ふわぁ〜、すごい。
    組織論としても面白い。上に熱く強い思いを持った創業者オーナーがいて、下に多様な背景と強みを持った従業員がいて、互いに「私の名前と責任と誇りにおいてこれをやるんだ」と思っていること、互いに聞く耳を持っていること、これが大切。悪しき官僚主義、サラリーマン根性は、ない。
    興味深かったのは、苦労話の多くは第三次産業と資金繰りに集中していること。人間(信頼)関係の話もあるけど、やっぱりそこですかね。
    ライターの青山さんはいい仕事した。木村修・吉田修という二人の個性ゆたかで強烈なキャラの創業者の話をうまくまとめているし、様々な内部・外部の声も集めている。

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著者プロフィール

木村修
野生生物画家。1953年生まれ。広告プロダクションのデザイナー、イラストレーターを経て、1984年から自然をテーマにあらゆる動植物を描き始める。「シートン動物記上巻・下巻」(世界文化社)『しぜんのえほん』シリーズ(学研)など科学絵本・図鑑などを幅広く制作。

「2022年 『さよ子のいた夏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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