経済学の理論とデータに基づいて、架空の経済学者と編集者が織り成す新しい小説。
大事なのは「経済小説」ではなく「経済学小説」であるところ。
ここには不確かな経営理論に基づいたストーリーなどは皆無であり、愚直に新古典派経済学に基づいた作品である。
こんな変わった形式にもかかわらず、齊藤先生の経済データと愚直に向き合う姿勢が貫かれていて、読んでいて自分の姿勢が正されるようだった。
私も目の前のデータに真剣に向き合う人でありたいと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
経済学
- 感想投稿日 : 2016年2月13日
- 読了日 : 2016年2月13日
- 本棚登録日 : 2016年2月13日
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