もろづみさん、矢張りいいなあ。
話の流れや登場人物の感情がとてもリアルなんですが、それが切なかったり重かったりするけれど、決して不快ではないのです。
もろづみさんのお話に出てくる人たちは、皆不器用で臆病だけれどまっすぐで、大体言葉が足りなくてすれ違っていくのですが、それがちゃんと最後は纏まってくれるので読んだ後に「よかったね!よかったね!」って泣きたくなります。
今回は過去に女性と付き合った際に深い傷を追ってしまった無口なノンケ大野くんと何度も失敗してきたゲイの吾妻さんのお話。
途中大野くんが「そんなつまらないこと」と云った事に吾妻さんが「君には分からないだろうね」と返してしまったシーン。あれ、よく分かるんですよ。ゲイだからっていうだけで、過剰に壁を作ってしまうっていう。
紆余曲折ありましたが、最後はちゃんとハッピーエンドなので、本当に良かった!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
BL漫画
- 感想投稿日 : 2014年1月30日
- 読了日 : 2013年12月10日
- 本棚登録日 : 2014年1月30日
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