佳香さんの感想・レビュー

死者に祈りを下 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M ケ 1-14)

著者 : フェイ・ケラーマン 高橋恭美子

• 東京創元社 (2009年4月20日発売)

私は、嫌い。合わない。リナが。
ピーターの仕事に色々出しゃばってくるくせに、自分の過去のことは何も言わない。
それでいて、何かあればすぐ泣く。泣けば何かが変わるわけでも、罪が消えるわけでもないけどね。
被害者の息子は亡き夫の友人だった、とあるけど。
実際のところ、元彼ってところじゃないかね。
今まで色々な家族の話を書いてきてるけど、この家族は病んでる。
ブラムにたくさんの役割を背負わせ過ぎ。
病んだ母親に殺害されてしまうし、家族だから仕方ないとはいえ、そんな母親にやり手の精神科医を雇ったという・・・。
ブラムが受け取った、父親の遺産とかブラム自身の財産なんかはどうなるんだろうね？
骨肉の争いになるのが目に見えてるような・・・。

感想投稿日 : 2021年12月16日

読了日 : 2021年12月16日

本棚登録日 : 2021年12月16日