武器としての書く技術

  • KADOKAWA(中経出版) (2013年6月19日発売)
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本棚登録 : 421
感想 : 55
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炎上商法の印象が強い著者だが、至極真っ当な内容が書いてあって、大変勉強になった。基本的に、極端ななで肩で猫背、ファッションも髪型もださく、フィジカルな要素やエロティックな要素に無関心に生きている著者のスタンスは大嫌いなのだが。
やはり、ブログを書くということについては、プロである。初歩的な書き方からマネタイズのやり方まで、大変参考になる。現時点ではマネタイズの手法など書かれた当時より複雑化していることだろうから、当時の知識が自分のようなIT弱者にはちょうどよいかもしれない。
技術的な部分への言及は勿論勉強になったが、アイディアを思いついて書き続けるという個人の才覚頼みになりがちな部分まで技術本でケアしようとする著者の姿勢は誠実・実直。ITドカタという言葉もあるが、専業農家の祖母が誇りを込めて自らを百姓と呼んでいたことに鑑み、自分は著者をIT百姓と呼ぶ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年6月9日
読了日 : 2018年6月9日
本棚登録日 : 2018年6月9日

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