愉楽

著者 :
  • 河出書房新社 (2014年9月26日発売)
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本棚登録 : 375
感想 : 34

これすごいです。天才的。訳者あとがきで、障害者が徹底的に打ちのめされる筋立てや差別表現が現代日本人に受け入れられるのか不安に思ったそうですが、汎くマイノリティと世間の寓話と捉えれば、誰でも両方側に心当たりがあるでしょう。「コレはアレで、この人はあの人のことだな!」って当て嵌めながら読む人多いのでは。とにかくこれは普遍的な物語だ!と感服。最初「なんてチープで悪趣味な・・・」と思った表紙、後半、実にしっくりきて驚きました。いやほんとビックリ。「受活じゃった?」がマイブームになりそう(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年2月14日
読了日 : 2015年1月31日
本棚登録日 : 2022年2月14日

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