自民党長期政権の政治経済学―利益誘導政治の自己矛盾

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  • 勁草書房 (2010年8月12日発売)
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感想 : 11
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 本書は斎藤淳氏の出身の山形のインフラ整備の状況をもとに作られた論文。私も山形と似た群馬という地方の出身なので、そこのインフラ整備の状況をイメージしながら読み進むことができた。
 自民党の長期政権の理由としては利益誘導と逆説明責任体制の維持が大きく関わっている。また、民主主義が良好に機能するためには政権党に説明責任を負わせるための制度的設計と有権者の周回行為ジレンマの2つの問題がある。これを解決した先に新しい政治が待っている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年5月9日
読了日 : 2012年4月14日
本棚登録日 : 2012年5月9日

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