早瀬耕さんの作品は初読。
面白かったです。
最後まで読み終えたところで、冒頭に戻って内容を確認してしまいました。
読み始めたときは、交互に繰り返されるPRIMARY WORLDとDUAL WORLDの意味が理解出来ず、どうやら2つの世界があるらしい、くらいの認識でした。
話が進むうちに、PRIMARY WORLDの“ぼく”がDUAL WORLDをコンピュータ上に構築していることになっていると理解できたのですが、最後まで読み終えたところで、またよく分からなくなってしまいました。
まさに最終章の最後の言葉「- Möbius strip」です。
現実世界と思って読んでいたPRIMARY WORLDは本当に現実だったのか?
この2つの世界は両方ともコンピュータの中の世界で実はもう一つ世界があるのか?
など、色々と想像してしまいました。
(もっと読み込めば著者の意図が分かるのかしら?)
蛇足ですが…
コンピュータ(プログラミング)の専門用語が多く、最初は分からない用語を読み飛ばしていたのですが、ちょっと面倒ですが途中から知らない用語の意味を調べて読みました。その方がより面白いですよ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2018年10月8日
- 読了日 : 2018年10月2日
- 本棚登録日 : 2018年9月29日
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