皇族と帝国陸海軍 (文春新書 772)

著者 :
  • 文藝春秋 (2010年9月16日発売)
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本棚登録 : 77
感想 : 10
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華冑界に関する論考では定評ある著者。新著刊行を知らなかったのだが、書店で見かけて即購入した。
冷静で中立的(とかく雑音かまびすしい分野なので)な筆致、知識と駆使する文献の膨大さはいつものとおり。あえて言うならいつものとおりに過ぎるというか、過去の事件の真相やある人物の振る舞いについて、「旧著を参照」で片づけている部分が目についた。
いずれもはっきりと書きにくい内容ではあるのだが、一見さんには親切とは言いがたい。あるいはかほどに読者層の固定したジャンルであるのなら、それはそれで問題だと言えよう。

2010/10/6〜10/7読了

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 皇室・王家・貴族
感想投稿日 : 2010年10月6日
読了日 : 2010年10月7日
本棚登録日 : 2010年10月6日

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