医療現場に臨む哲学

著者 :
  • 勁草書房 (1997年5月1日発売)
3.60
  • (2)
  • (2)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 42
感想 : 12
5

「患者の家族」という立場の哲学者センセーが書いた本。専門は、中世哲学、言語と論理の哲学だそうです。
この本の最大のポイントは、昨今の日本では言葉の厳密な定義もわからないまま、あいまいな理解のまま「安楽死」という言葉が使われていたのですが、それをしっかり定義している(定義・分類の仕方、範囲には異論もあるだろうけど)ということ。結局今自分はどんな事象について考えているのかということをはっきりさせてくれる本。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 教養?
感想投稿日 : 2005年5月12日
本棚登録日 : 2005年5月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする