自分にとってどれ程かかけがえのないものを贈ったところで、相手にそれが理解されなければ意味はない。
原典の「豚飼い王子」に対して抱いていた不公平感が解消された。王子にとってはでき得る限りの誠意であっても、姫にとってはその価値は解らない。会ったこともない他人だ、あたりまえのこと。
血の通う贈り物を厭う姫がなぜか責められる童話に違和感を持たれている方がいらしたら、是非。
読書状況:読み終わった
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作者さんラブ
- 感想投稿日 : 2013年5月2日
- 読了日 : 2013年1月31日
- 本棚登録日 : 2013年1月19日
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