ロシアがソ連の時代。今と異なる国際情勢、審査員たちの人間味あふれる評価、すべてが新鮮に映って見える。
音楽的なことで気になったのは、「なぜバッハをショパンのように弾いてはいけないのか」ということを言及していたこと。
しかし、「音楽性」ということばが私には難しく、正直理解に苦しんだ。私もピアノを習っていた頃にベートーヴェンをショパンのようには弾かないと教わっていた。そういうもんだと思ってたから、理由について詳しく知りたかった。
それにしても、トランシーバーでコミニケーションとりながら順位を決めるシーンは笑えた。
・1位は2人がいい。ひとりは皆同じ意見で、もうひとりは審査員によって異なる。それなら、その人を1位にして2位を決めればよくないか(正論)
・「ソ連製のトランシーバーはダメだなぁ」「東京でやったときはソニー製だったからうまくいったのかもしれない」←国際ジョークで紅茶噴いた
中村紘子さんの文章は冷静で読みやすい。絶妙に感情も混じるのでそれがまたいい。
今回は図書館で借りた本だから返さないといけない。だけど、また読みたいな。
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- 感想投稿日 : 2022年3月21日
- 読了日 : 2022年3月21日
- 本棚登録日 : 2022年3月21日
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