お金のかからない222の大人のプレゼント

著者 :
  • PHP研究所 (2000年1月1日発売)
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本棚登録 : 19
感想 : 4

一世を風靡した感のある中谷彰宏と、これまたバブリーな時代のイメージをもつわたせせいぞうの表紙という往年人気コンビの本。
222項目が箇条書きにされており、読むともなく読めました。

「11. ぎゅう。」など、(著者らしいな)と思ったものもあれば、「156. オーラ」など(意味がわからない)と思ったものもあります。
また、「129. 人ごみの中での肩車」や「お姫様抱っこ」など(男性目線?女性は使えないなあ)と思ったものがあるかと思えば、「105. 試供品としてもらった化粧品」など(これ、女性じゃないと変じゃない?)と思うものもあったりと、性別を選ぶものが入っているところは人を選ぶため、惜しいと思いました。

「71. 寒い日の手袋片方」も、女性から男性には渡せないものですね。(サイズ的に)

あと「60. 携帯電話の充電(恋人が寝てる間に、というのがオシャレ)」と「127. 旅行先に先回りして「Enjoyしてね」のFAX」は、(逆に嫌がられない?)と違和感を感じました。
時代感覚が違うのでしょうか?

「28. お年寄りに「虎屋」の手提げ袋」は、(へえ、そうなんだ)と、ちょっとおかしくなりました。

そんな風に、笑いながら読んでいましたが、「56. 10年もののぬか床」と「57. 風邪の日のアイスクリーム」には(なるほど~)とふむふむ頷きました。
『食堂かたつむり』や『夏目家の福猫』を読んで、ぬか床の素晴らしさを知ったところです。
それをプレゼントできるとは、なかなかの大物です。
また、ちょうど風邪を引いている時に読んだため、アイスクリームをもらったら、確かに嬉しいなあと思いました。

納得できる項目ばかりではありませんが、(へえー、ふーん、そう)と気軽に読める一冊です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ・対談
感想投稿日 : 2011年2月28日
読了日 : 2011年2月28日
本棚登録日 : 2011年2月28日

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